おいしい泡盛-味比べでわかる泡盛の飲み方の違いを元局アナが解説

初心者より「泡盛通」な方へ
こんにちわ 東京出身でラジオ沖縄・ラジオたんぱで局アナをしていた大竹です。
今回のブログは、泡盛をいろいろ試してみて、もう少し違った泡盛を飲んでみたい人や泡盛に魅了されている人がまだ味わったことのない泡盛を紹介いたします。
尚、泡盛を飲んだことのない人や泡盛初心者には向かない内容かと思いますので、別ページをご覧いただければと思います。
泡盛は好きでも違いをもっと知りたいなら
泡盛には非常に多くのブランドがあります。一つの銘柄でも古酒や古酒でない物、さらには泡盛の原酒まで販売されています。
しかし、銘柄数に対して酒造所は限られていて、50社前後が酒蔵をもって泡盛を製造しています。
その中には、香りの強いもの弱いもの、切れ味が良いものそうでないもの、ストレート・ロック、水割りで全く違った味になるものまで様々です。
正直、私もかなり多くの泡盛を飲んできましたが、今でも「これ!」には出会えていません。なぜなら、確かに種類も多いのですが、泡盛は時間とともに、どんどん進化しているからです。
また「泡盛マイスター」の登場で、泡盛の楽しみ方は今でもどんどん広がりを見せています。
ただし、私はあくまで水割りにこだわっています。
カクテルにたどり着く前に、全銘柄にたどり着きたい。
よくおいしい氷を入れておいしい水で飲むと言われますが、決してそんなお高くとまった飲み方はしません。
いつもの飲み方は冷蔵庫の氷と水道水を沸かした水(たまに売っている水)です。
泡盛は気取らす、楽しければいくらでも「おいしい」と感じます。
ラジオ沖縄にいた時代は、観光客を寄せ付けないような地元の人に愛される大衆居酒屋で飲んでいました。
もちろん氷は冷蔵庫から、水はどうしているかわからないものです。
当然といえば当然ですね。
梯子酒、深酒さらに二日酔い・・・
何度経験したことか。
東京では「とりあえずビール」それから焼酎?日本酒?ウイスキー…ですが、沖縄ではオリオンビールをひっかけて、あとは泡盛の水割りでエンドレスです。
しかも、飲み始めも遅く、終電も関係なく、飲み終わりは必ずタクシーでした。
沖縄に来た頃、できたばかりの沖縄の友人から夜11時頃に電話があり「これから飲みに行こう」と言われびっくりしたことがありました。
しかし、今考えてみると当たり前のことですね。
夜2時がピークになるお店もあり、朝まで飲んで生放送なんてこともありました。
東京なら「飲んだくれ」とか言われそうです。
それほど泡盛に「遊ばされた」感じは否めませんね(笑
特に私の性格は「移り気」で常に新しいものに挑戦することが好きなせいか、飲んだことのない泡盛を見つけると必ず「水割り」です。
ただし、動画にもアップしましたが、一本ボトルを入れたときは必ず、ほんの少しストレートで香りと切れを確認し、その後1杯だけロック、そしてエンドレスで水割りという飲み方だけは「こだわり」があります。
こんな変に「おやじ臭い」こだわりがあるので、泡盛のカクテルは殆ど飲んだ経験はありません。
泡盛は氷と水で十分。
泡盛は好きだけど、どんな銘柄があるのかもっと試してみたい
そんな時、巡りあったのが「神谷」と「はなはな」という2種類の泡盛
特に「神谷」は販売先が少なく、市場でもほとんど見つけることができません。
私のような飲んだくれで多くの泡盛を飲んできた者にとっては、何とも言えないやさしさがあります。
YouTube動画でも話していますが、泡盛と戦って?挑戦してきたものの、ちょっと疲れた?という気持ちになった時「安心」できるお酒という感じです。
また、もう一つの「はなはな」は透き通ったグリーンのボトルでとてもおしゃれな感じがします。
私が飲んだ「はなはなマリーゴールド」は、ラベルに「八重瀬町の花マリーゴールドの花から採取した酵母を使った」と書かれています。
何となく泡盛初心者でも簡単に行けそうな気がしますが、印象とは違いストーレートを若干嗜んだだけだと、「かなり切れがある」ように感じます。
私的な飲み方は、初めて飲む泡盛は、ストレートからで、香りと口に含んだ時の固さ、柔らかさ、そしてのど越しを確認します。
個人的にはこの「はなはな」は沖縄の東海岸のような石がごつごつして何となく、きつい感がします。
ところが、次にロックにするとまろやかさが増し、水割りになるとほんのり甘く優しい泡盛になります。
とても不思議な魅力のある泡盛です。
そこで、私の経験から言って、この二つの種類を飲み比べするのがとても面白いと思います。
なかなか一種類ずつ購入して飲むといっても、比べるときにタイミングがずれます。
私はこの2種類のセットをいただき、飲み比べしました。
たぶんこんな飲み方をする人はいないと思いますが、泡盛を何種類も飲んだ方ならきっと面白い組み合わせだと思うに違いありません。